Windows Sandboxを使用してWindowsの中にWindows環境の構築方法と使い方とか
Windowsで仮想環境であるSandboxが使えるようになりました。(Windows 10 May 2019 Update)
VirtualBoxと同じようで同じでないです。起動するたびにクリーンな環境のWindowsができます。なので怪しいアプリとか試しにインストールしたいだけ、みたいな場合はここで動かせるという便利な環境です。
「コントロールパネル」-「Windowsの機能の有効化または無効化」から「Windowsサンドボックス」にチェックを入れます。
これでOKです。後はプロセッサがIntel VT/AMD-VをBIOSで有効にしておけば起動することができます。
「スタート」-「Windows Sandbox」でサンドボックスを起動します。
起動は少し遅い感じですがVirtualBoxとかと比較するとやや早い感じがします。クリーンとはいってもホストOSがインターネットに繋がればサンドボックスもインターネットにはつながります。
共有するには、コピーアンドペーストはできますがドラッグアンドドロップができませんでした。(出来るかもしれませんが)
WSBファイルを作成する
WSBファイルという構成ファイルから起動することによって色々設定ができます。
例えばホストOSとゲストOSで共有フォルダを設定することができます。
<Configuration> <VGpu>Disable</VGpu> <Networking>Disable</Networking> <MappedFolders> <MappedFolder> <HostFolder>C:¥temp\sandbox</HostFolder> <ReadOnly>true</ReadOnly> </MappedFolder> </MappedFolders> <LogonCommand> </LogonCommand> </Configuration>
これをwin.wsbというファイルでUTF-8で保存します。このファイルをダブルクリックするとサンドボックスが起動できるようになり、<HostFolder>タグで囲んだパスが共有フォルダになります。
これでホストOSからゲストOSにファイルを渡すことができます。(readonly=trueなので読み取りのみ)
ゲストOSからホストOSにファイルを渡したい場合はreadonly=falseにしてあげればよいです。
サンドボックス起動時にsandboxというフォルダがですくトップにできていることが確認できます。これが共有フォルダになります。
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