Spring Bootのbuild.gradleでMavenのローカルリポジトリを設定する
Spring BootのバージョンによってはリモートリポジトリはJCenterかMavenCentralかと思いますが、これはいずれもリモートリポジトリ(外部)になります。
ローカルリポジトリを設定したい場合はbuild.gradleを以下のように修正する必要があります。
repositories{ mavenCentral() maven{ url "c:/maven/repository" //これがローカルリポジトリ } }
ローカルリポジトリはその名の通りローカルにあります。
mvnのローカルリポジトリの設定場所
mvnをインストールして、ローカルリポジトリを設定するには、インストールディレクトリ(私の場合、C:\maven\conf)配下にsettings.xmlというファイルがあります。
このファイルの53行目あたりの<localRepository>で設定します。
<localRepository>c:/maven/repository</localRepository>
自作ライブラリなどをdependenciesに書いてdependenciesに記述したい場合などは、こういうローカルリポジトリを作成したりします。
mvnのローカルリポジトリ確認コマンド
settings.xmlを編集してローカルリポジトリが変更されたか以下のコマンドで確認します。
mvn help:evaluate -Dexpression=settings.localRepository
自作ライブラリをローカルリポジトリに公開する
自作ライブラリ(jar)をローカルリポジトリに公開するにはmavenがインストールされている必要があります。mvnコマンドにパスが通っているとして以下コマンドを実行します。
C:¥temp¥自作ライブラリ.jarがあるとします。
cd C:\temp mvn install:install-file -Dfile=自作ライブラリ.jar -DgroupId=jp.co.confrage.common -DartifactId=xxx -Dversion=1.0.0 -Dpackaging=jar
これで、c:¥maven¥repository¥配下に自作ライブラリというフォルダが作成されます。
この中に必要なファイルやjarがあります。
これをbuild.gradleのdependencies内に記述することによって自作のローカルリポジトリのライブラリをdependensiesに記述することができるようになります。
dependenciesに記述する場合は規則があり、以下の通り記述します。
implementation 'グループID:アーティファクトID:バージョン'
上記のmvnコマンドでいうと以下になります。
implementation 'jp.co.confrage.common:xxx:1.0.0
これでローカルリポジトリにフォルダが作成されて、build.gradleの依存関係に追加することができるようになります。
uploadArchivesを使用して、build.gradleでMavenローカルリポジトリにデプロイすることも可能です。
Spring Bootのbuild.gradleでMavenローカルリポジトリにデプロイする方法
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