宅建試験の5問免除とは、宅建試験の46問目~50問目が免除される制度です。
不動産会社で働き、従業者証明書を所持している方だけが利用することができます。
利用手順
①登録講習の申し込み
登録講習を行う機関であれば、自由に選ぶことができます。
登録講習の機関一覧
②通信教育
申し込みを行うと、厚さ3cm程の分厚いテキストが送られてきます。
各自、自分のペースで自宅学習を行います。
通信教育という体ですが、課題の提出などはありません。
③1~2日間のスクーリングを修了する
指定された会場でスクーリングを受けます。
講師の方はとても丁寧・ゆっくり話してくれるので、普段youtubeを倍速再生している方は眠くなると思いますが、修了試験のポイントを話してくれるので聞き逃さないようにしましょう。
④修了試験に合格する
登録講習が終われば、最後に修了試験に挑みます。
問題数は20問で1問5点、70点以上で合格です。
講師の話をきちんと聞いていれば余裕で取れます。
⑤登録講習修了者証明書の交付
約1週間後、合格者には登録講習修了者証明書が送付されます。
修了者証明書は3枚入り、3年間有効です。
つまり、修了後3年間は5問免除が利用できると言う事です。
⑥宅建試験の受験申込み
宅建試験の受験申込みは、修了者証明書の受領後でなくてはなりません。
願書に修了者証明書を添付するためです。
5問免除の免除科目
5問免除の科目は以下の通りです。
- 住宅金融支援機構
- 景品表示法
- 統計
- 土地・建物
宅建試験の分野「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税その他」の中で「その他」に当たる部分です。
5問免除利用のメリット
合格率が上がる!
5点が自動的に加算されるわけですから、合格率ももちろん上がります。
合格ラインが35点だとしたら、30点を得点していれば合格です。
勉強時間を他の科目にあてれる!
もともとそこまで時間を掛ける科目ではないです。
しかし、統計問題などは試験直前に対策する傾向があるため、その時間を他の科目の総復習の時間に充てる事ができるのは優位かと思います。
5問免除利用のデメリット
受講費用が高い
受講費用は10,000円~20,000円です。
しかしこの金額を高いと捉えるかは、本当に人によるかと思います。
落ちて来年度もまた受験費用を払うことを考えたら、高く感じない方は多いのではないでしょうか。
スクーリングの日程調整が必要
大抵は数か月前に申込みを行うので、日程調整が難しいということは少ないかと思いますが、普段から忙しく1~2日間空けるのも厳しいといった方にはデメリットですね。
5問免除は利用するべきかどうか
利用できる条件に当てはまるのであれば、断然利用するべきです!
たかが5点?いやいや宅建試験の5点はめちゃ大きいです。
50点中の5点ですよ。1割ですよ。あるとないとでは大違いです。
近年は問題の難易度も上がってきています。
本試験で40点以上取れる自信のある人以外は、迷わず利用するべきだと思います。
合格を金で買うんや。
新入社員のナツです!労務や経理のことなどを更新します🖊
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