AWS CloudShellの使い方

AWS CloudShellの使い方

AWS CloudShellの使い方

東京リージョンのAWS CloudShellを使ってみました。ブラウザベースのシェル環境サービスです。

使い方はサービスを選択するだけです。

nodeやnpm,bash,aws cli,sam cli,ecs cli,git,jq,python,python3などがデフォルトでインストールされていました。powershellも使えました。

AWS CloudShell AWS CloudShell

以下にプリインストールされたソフトウェア一覧の記載があります。

AWS CloudShell compute environment: specifications and software - AWS CloudShell
Provides details about the virtual machine and pre-installed tools that support your AWS CloudShell environment.

Dockerも使えるようになったみたいですが、容量不足になることが多々あるようです。内部的にはLinux環境を複数のユーザで共有しているのでこういうことが起こるんだと思われます。

AWS CloudShell のトラブルシューティング - AWS CloudShell
AWS CloudShell のトラブルシューティングに関するガイダンスを提供します。

OS

OSはAmazon Linux2です。人気のツールは常に勝手に最新になるようで、パッチなども勝手に当ててくれるフルマネージドの環境となります。

ホームディレクトリ

ホームディレクトリは/home/cloudshell-userです。(echo $HOME)

このディレクトリのみ永続化されますので、ディレクトリ作成して終了しても、再度起動すればディレクトリは作成されたままになります。

AWS CloudShell

容量制限

永続化できる容量は1GBです。またこれはホームディレクトリ配下に限りますので、永続化したいツールなどはホームディレクトリ配下にインストールしておきます。

アップロード&ダウンロード

マネジメントコンソールの右上の「Actions」をクリックするとメニューがひょうじされますので、ここからアップロードやダウンロードが可能です。

AWS CloudShell

セッション

ブラウザのセッションは20分程度だそうです。ブラウザをリフレッシュ(F5)すればリスタートしてくれます。

料金

無料です。各リージョンで最大10個のシェルを同時に実行することが出来るようです。

東京リージョンで10個シェル起動してみました。CloudShellのタブを10個起動すると、新しいタブを起動できませんでした。

この状態のままシンガポールのリージョンでCloudShellを立ち上げることはできました。

1つのAWSアカウントで最大10個まで使えます。11ユーザとPCを11台用意して確かめました。

ERROR: The request could not be satisfied

/dev/nvme1n1

dfコマンドをルートユーザとIAMユーザで試したところ、/dev/nvme1n1のマウント位置が違うようです。

ユーザ マウント位置
ルートユーザ /root
IAMユーザ /home

ルートユーザ

IAMユーザ

VPC

2024年6月26日、VPC内のCloudShellがサポートされました。

AWS CloudShell now supports Amazon Virtual Private Cloud (VPC) - AWS
Discover more about what's new at AWS with AWS CloudShell now supports Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

使いどころ

パッとシェル作りたい時など用にEC2インスタンス+SSMを用意していましたが、AWS CloudShellでそれくらいの事なら簡単にできるようになります。

公式サイト

AWS CloudShell – ブラウザベースのシェル – AWS
事前設定および事前認証されたブラウザベースのシェル環境から、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、PowerShell、Bash、および他のツールに、すばやく安全にアクセスできます。

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