長期借入金(借金)の支払利息は保険料と考えたほうがしっくりくる
1,000万円を年利1%で借り入れすると支払利息は年間10万円です。月額換算で行くと約8,333円となります。
月々8,333円払うだけで1,000万円がキャッシュとして手元に入ります。会社のお金が0円になったら会社は潰れるわけですから1000万円が手元に入ってくることで倒産リスクが減ります。さらに支払利息は全額経費なので8,333円×0.7(法人税率30%と仮定)=約5,833円が実際の支払利息として支払う金額だと考えるべきです。
節税目的の保険は無意味
私は節税目的の保険をお勧めしません。そんなものに入るくらいなら銀行・信用金庫から借入したほうが良いに決まっています。
保険商品は何かあった場合保険金が入ってきますが、何もなければ保険金は入ってきません。
節税目的で入る保険商品は、月々の支払の保険料の半額だけが損金となります。実質返戻率が100%を超えるのも短くても最低7年以上はかかる商品ばかりではないでしょうか。7年経って実質返戻率が100%超えたところで解約したとしても、利益の繰り延べをしているだけなので返ってきた金額には法人税がかかります。
本来、毎年払うべき法人税を先延ばしにして、7年後に一括で法人税を払う事に対してメリットなんて1つもありません。
こんな保険商品に入るくらいなら支払利息を保険料と捉えて銀行から借入したほうが倒産リスクを減らすためのよっぽどの保険となります。
用語
KKD経営がモットー。
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