銀行視点で不動産投資はOKだが株式投資はNGの理由を考えてみた
毎年銀行から「株式投資だけはやめてください」と言われているが、銀行取引をしていなかった頃(日本政策金融公庫は除く)の株式投資分はOK、銀行取引があるときに追加で株式投資する分にはNGらしい。(時系列で銀行取引中の株式投資はNGとのこと)
理由を聞くと「銀行として株式投資はリスクだと判断している」とのいかにも曖昧な回答だった。謄本の目的に株式投資と書いてあってもNGである。
リスクがイケナイと言うのならば、現預金もインフレしてしまえば実質目減りするリスクがある。不動産だってバブルがハジケタときはおもいっきり資産価値が下がっている。そもそもリスクがない投資にリターンなんてあるわけがない。
なぜ株式投資だけNGなのか?銀行(預金者)側の視点で考えてみた。
貯蓄から投資へ
この政策ってだいたい2007,8年くらい?のごく最近の政策である。もしかしてまだそんなに浸透していないかもしれない。20代から株式投資していた身からすると株式投資なんて普通なのだが、未だにFAXとか使っているアナログの銀行からすればまだNGな投資対象に該当するのかもしれない。
自社だとOKだけど他社だと急にNGだと思ってしまう
オレはいいけどお前はアカン。こんな理不尽なことってよくありませんか?
おもいっきり節税して自社の今期決算が以下だったらどうか?
科目 | 金額 |
---|---|
売上高 | 1億円 |
当期純利益 | 1円 |
1年間で1億円動かしてたったの1円利益を生む会社です。
ウチの会社だったらギリギリ黒字にしたから全然大丈夫って思ってしまう。けれどもこの決算書が他社(特に取引先)の決算書だったらどうだろうか?おもいっきりヤバい会社だと思ってしまうオレがいるのである。
オレはいいけどお前はアカン状態です。
仮に、自分がお金を貸している誰かがFXとか暗号資産に投資していたら、金貸している身からするとオモイッキリNGだ。怪しすぎるしヤバすぎる。博打させる為に金貸したんじゃねーぞと言いたくなる。
やっている本人からするとFXと暗号資産は投資で、俺からしたら博打に近い。ひょっとして銀行と俺との関係はこういう関係なのかもしれない。
自分がする株式投資は立派な投資と思っていただけで、銀行からしたらただの博打に近いのかもしれない。
多分銀行(預金者)視点からすればこういう事なんだろう。
用語
KKD経営がモットー。
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